クレダスは廃止ではなくコブリスへ統合@コブリスの記入例や報告様式
みなさんご存知の通り、これまで使用してきた再生資源利用促進計画書(クレダス)はコブリスへ移行となりました。
移行というよりも、クレダスがコブリスへ統合したという表現の方が正しいでしょう。
分かりやすく申しますと、
今後はインターネットを利用し、コブリスへログインし、コブリス内のクレダスに入力&印刷します。
つまり、これまで通りクレダスの入力と提出は必要であり、廃止された訳ではありません。
下の画像のようにコブリス内に統合されています。
上の画像は、コブリスの工事概要画面です。
これまでのクレダスの工事概要画面と全く同じですね。
コブリス工事概要の記入例
工事概要はほぼクレダスと同じですので、これまで通り計画と実施について工事概要を入力します。
実施については、金額や工期の変更契約があった場合は変更契約書に沿って記入します。(金額は税込、万円未満四捨五入)
ただ変更点が1点だけありまして、今後は法人番号の入力が必須となります。
法人番号については下記のHPで検索可能ですので利用してみて下さい。
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
右下の「新築・増築・解体工事のみ入力」欄は、必須事項が4つありますが一般的な土木工事などは対象外ですので記載不要です。
副産物システムの記入例
工事概要の記入が終了しましたら、画面右上の「副産物システム」について記入します。
副産物システムに入力する対象資材はこちら
- 再生資材利用⇒現場で利用した再生資材
- 建設副産物搬出⇒現場から発生した副産物
現場で利用した再生資材一覧
土砂
- 第一種~第四種建設発生土
- 泥土
- 土質改良土
- 再生コンクリート砂
砕石
- 再生クラッシャーラン
- 再生粒度調整砕石
- 鉱さい
- その他
アスファルト混合物
- 再生粗粒度アスファルトコンクリート
- 再生密粒度アスファルトコンクリート
- 再生細粒度アスファルトコンクリート
- アスファルトモルタル
- 再生加熱アスファルト安定処理路盤材
現場から発生した副産物一覧
- コンクリート塊
- アスファルトコンクリート塊
- 建設発生木材
- 建設汚泥
- 建設混合廃棄物
それぞれ、使用(搬出)時期と使用(搬出)量について記入します。
CREDASの記入例
最後にCREDAS(クレダス)情報を入力します。
建設資材利用についてはこれまで通り、再生資材だけでなく新材についても予定数量を記入します。
建設副産物搬出についても全ての副産物について記入します。
クレダスについてはこれまで通りですので、詳細は省略します。
提出書類の印刷
クレダスの画面を開くと画面右上に「各種書類の印刷」というボタンがあります。
下記画像の赤丸部分です。
そのボタンをクリックするとこれまで通りのクレダス様式(再生資源利用計画書・実施書)を印刷することができます。
もちろん法人番号なども追加された新しい様式で印刷が可能となります。
まとめ:クレダスはコブリスに統合
コブリスとクレダスの関係性について大まかですが解説してみました。
それでは最後に今回の記事の要点をまとめてみます。
- クレダスはコブリスに統合(コブリス内で入力)
- コブリス対象資材は、重要な建設副産物のみ
- クレダス対象資材は、これまで通り新材も含む
つまり、コブリスとは業者が建設副産物の中でも重要な資材についてデータを入力・提出し、その数量を参考に官公庁が副産物の流れや数量を把握するというシステムです。
一言で申しますと、ただ単に業者の手間が一手間増えたという事です(^^)
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