最低制限価格を漏らすくらいなら公表するな!公共入札は出来レースなのか?

2019年3月29日

この記事では、建設工事の入札に係る最低制限価格について思うことを書いています。

建設業界の方であれば一度は聞いたことのあるキーワードかと思いますが、これについて一言言いたい。

漏らすくらいなら公表するな!

都道府県は数年前から漏れ漏れですが、最近は市町村まで漏れちゃってますね。
入札結果を見れば一目瞭然なんですが、数億・数千万という金額で入札するのに1円単位までピッタリ合わせている業者がズラッと(^_^;)

こんなんじゃどれだけ積算に時間を掛けても、最低制限価格を入手できる業者には勝ち目はありません(笑)
同じ土俵に乗ってるはずなのに、実際は更に上に真の土俵があるんですよねぇ。

あ、建設業界以外の方はこんな記事を読んでも???状態だと思うので、最低制限価格について簡潔に説明しますね。

 

最低制限価格とは

公共工事の入札の際は、予定価格という予め役所で見積もりをした金額が公表されます。
そして、予定価格が入札額の上限価格となります。

つまり、予定価格を上回ったら失格となり、最低制限価格を下回っても失格となります。

もちろん金額の安い業者が落札となるので、
最低制限価格以上で最低制限価格に最も近い業者が落札となります。

つまり最低制限価格とは、落札可能な最も低い金額(確実に落札可能な金額)という事ですね。

ちなみに最低制限価格は事後公表ですので、入札前に知っているのは発注者側の人間のみです。(本来は(笑))

 

入札結果の実態

都道府県や市町村のホームページで入札結果を公表しているはご存知でしょうか?
全ての案件について、どの業者がいくらで応札し、失格業者や落札業者など全て見ることができます。

1回見ればわかると思いますが、不自然極まりない入札結果が多々あります(^_^;)

1つの工事を例に解説してみます。

  • 予定価格:50,000,000円
  • 最低制限価格:33,345,123円

 

真っ当な入札結果

  • A社:35,000,000円
  • B社:34,208,552円
  • C社:33,328,000円(失格)
  • D社:33,555,208円
  • E社:33,401,251円(落札)

 

不可思議な入札結果

  • A社:35,000,000円
  • B社:33,345,123円
  • C社:33,345,123円(くじ引き落札)
  • D社:33,345,123円
  • E社:33,345,123円

 

最低制限価格は漏洩している?

上記の不可思議な入札結果をご覧になってどう思いますか?
50,000,000円の予定価格に対して、最低制限価格を1円単位までピタリと合わせられると思いますか?
しかも4社揃って同額です。

ちなみに33,345,123円という金額は予定価格の66.690246%です。

4社共、工事代金に対して小数だらけの経費率を掛けて、
累計した金額が予定価格の66.690246%になった。

そして一円単位まで同額になり、くじ引き抽選となった。

こんな事が有り得るものでしょうか?(笑)

不可思議としか言いようがありません。

私は同じ業界人として絶対に許されない事だと思います。
まぁこのようなやり方もいずれ崩壊し、また次の策を施してくるとは思いますがね。

ニュースにも取り上げられてましたが、もし漏れていたらこれは立派な官製談合です。
全業者が平等となる入札をお願いしたいものです。

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